サウンド形式まとめ
ファイルサイズが大きくなりがちで技術的にもおくが深いので
悩むゲームプログラマーも多いのがこのサウンドに関する分野です。
一般的に使われる形式をまとめてみました。
Wave | midi | mp3 | ogg | |
容量 | △ | ◎ | ○ | ○ |
BGM | △ | ○ | ○ | ○ |
SE | ◎ | △ | ○ | ○ |
環境依存 | ○ | △ | ○ | ○ |
ライセンス | ○ | ○ | △ | ○ |
Wave形式(.wav)
非圧縮、リニアPCMのサンプリングデータ用のフォーマット(デフォルト)
データサイズは大きくなるが効果音などの分野では活躍する。
非圧縮形式であるため展開時のタイムロスが発生しない。
サポートしている環境が多いのも魅力的。
Midi形式(.mid)
音そのものを記録するのではなく楽譜のように記録する方式
このため再生するコンピュータにはmidi音源が必要となる。
直接、音を記録する方式に比べデータサイズが小さいのが特徴。
よってBGMなどでよく使われるが環境に左右されやすい点で嫌われることがある。
Mp3形式(.mp3)
デジタル音声のための圧縮音声ファイルフォーマットのひとつ。
広く普及しているため関連情報が入手しやすい。
環境によっては開発時にはwavに比べ
エンコードなどでより多くの労力を必要とすることがある。
BGMなどに最適であるがライセンス関連に少し問題がある。
Ogg形式(.ogg)
mp3のライセンス(特許)問題を受けて代替として注目されているフォーマット。
BSDライセンスでオープンソースな点が高評価。
mp3よりも音質がよいとされている。
また、ギャップレスデコードに対応しているため曲間のギャップが発生せず
サンプル単位でデコードできるため人気が高い。
→Games that use Vorbis