ヒューマンインタフェースとゲーム制作5 ユーザ・タスク分析


ゲームを制作する上でユーザーのことを考えるという行為は重要です。
また、ゲームにおけるタスクは適切か検証することも必要でしょう。


例えば、あのステージをこんなふうに攻略するユーザーはそんな反応を期待していて
後にこんな遊び方を提示したら喜ぶんじゃないかな。って感じで分析すると面白いかも。


ユーザの分析


ゲームを利用するユーザの特性を把握することが大切


・動機、目的、能力、経験、性格、年齢、性別、文化
・ユーザ層
・ユーザの変化


例えばこんなテーブルを作ってみると。

動機 窮屈な日常からの開放 非日常、強めの刺激
目的 ストレス発散 もっとスピード感を押し出してみる
能力 ゲーマー ちょっぴり高めの難易度
経験 よくゲームやる 異色な感じを出さないと埋もれるが、質によっては王道もあり
年齢 10代 難しい表現には注意が必要
性別 中二病
文化 ネット 攻略情報にあふれかえっている


人物像をイメージするだけで色んなアイディアや対策が思い浮かんできますね。
これを複数、より多いパターンを想像することで、万人受けするヒントが得られるかもしれません。
情報が多くなってくると、今度は情報を搾り取る技術が重要になってきますね。


ユーザ層というのは、管理者/顧客/大人/子供など様々です。
ユーザの変化というのは、学習効果です。


タスクの分析


ゲームの内容にも深く直結する。
要求される機能・作業の重要度・問題点の明確化を行う。

  • このステージから次のステージの難易度は妥当か。
  • ゲームの流れが単調になってないか。
  • ユーザに余裕がなくなってないか。

などなど


具体的には以下の点を書きだす。

  • タスクの目標
  • 作業内容
  • 作業手順


また、書き出したら以下のように分析することができます。

帰納的分析 ユーザにタスクを課して、問題点を観察。実際にやるパターン。
演繹的分析 構造的に解析。数式や他のパターンから追求。


既に存在するゲームについて分析を行ってみると面白いかもしれませんね。
特にメジャーなタイトルは洗礼されています。


ジャンプを覚えさせる
攻撃を覚えさせる
防御を覚えさせる


特に最初の段階では、注意して対策を立てなくてはいけません。